漢方相談室より

漢方薬局店主による雑録です。肩の力を抜いてご覧いただければ幸いです。

背水の陣

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先日、放送された「NHKプロフェッショナル」

大相撲の裏方特集だった。

裏方と言っても、小学生時分から相撲好きだった自分にとっては十分に花形である。バチ当たりにも、当時は「呼出し」や「行司」の振る舞いをよく真似たものである。

その “行司” と言えば、
知る人ぞ知る、木村庄之助式守伊之助である。

二つの名跡は、立行司(たてぎょうじ)と言って、行司の最高位に君臨する。いわば行司の横綱であるから、結びの一番を取り仕切るのは、この立行司ということになる。

番組では、その行司の重責のすさまじさを披露した。勝敗がつくと、間髪入れずに判断しなければならない。差し違えれば(誤審)、それは進退問題にまで発展する。

昔ならば切腹ものだ。
立行司の懐に差してある短刀は、その意思の表れである。

現在、木村庄之助は空位であるため、
式守伊之助がその任にある。

その式守伊之助は、なんと越谷在住。
だからどうということはないのだが、やはり親近感が湧くものだ。

幾度となく繰り返された差し違え、そして出場停止処分。家族も巻き込んでの苦悩と葛藤。今後は、行司の軍配(判定)にハラハラドキドキしそう。。。

現代では、さすがに切腹はないが、何よりも恥ずべきことだとされる。辞職に追い込まれる行司もいる。なんとも残酷だ。

一瞬の判断のための平常心が求められる。

「ただ、ただ、無心に・・・」

プロフェッショナルでお約束のテロップ。

大いに自問自答しました。


漢方の相談、、、
このように背水の陣で臨んでいるだろうか。。。

 

今後とも心して臨みます。